社の中を覗く勇気はない。開かずの扉。

私の住む地域には、今でも家神さまとして敷地に小さな小さな社を置く家があります。

木製のものが多い中、我が家は石造りの社があります。

家の裏の外階段の下の、秋には落ち葉に埋もれてしまう、虫も出れば蛇も出るような場所です。

さすがに落ち葉が凄いのでこの時期は何度も掃除に行きます。

扉が開くのか開かないのかさえ知りません。

祖母が生きていた頃には榊ぐらい供えていたのかもしれません。昔昔の牛乳瓶がいまだにそこに置かれていますから。

日本の神様は荒ぶる神もいるので、なんとなく、ぶつぶつ話しかけながら箒で屋根の上や隙間の落ち葉を掃きます。

年末には母が一応お供えをするのですが、一瞬で何者かに持って行かれます。

烏説とリス説がありますが、一度も犯人の影さえ見たことがありません。

お餅やお米は一瞬で消えるのですが、御塩は残っています。